Google社がポーランドのデータセンターに大規模投資を実施

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○ポーランドのデータセンターとは 
 日本データセンター協会によると、データセンターとは「インターネット用のサーバやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を設置・運用することに特化した建物の総称」を指す。環境に優しい、リスク(災害やセキュリティ事故など)に強い、専門の管理者体制で運用コスト削減できる等のメリットから、近年注目を浴びている産業である。
 現在Google社のデータセンターはヨーロッパの8か国で運営されており、ポーランドは9か国目となる。ポーランドへのGoogleクラウドプラットフォームをサポートするデータセンターの進出は、中東欧地域では初となる。

○Google社からの投資  
 クラウドサービスに対応するため、Google社がポーランドのデータセンターに最大20億ドルを投資する、とPuls Biznesuが報じた。投資を行うのは同社だけではない。5月にマイクロソフト社が10億円をポーランドのデータセンターに投資することを発表している。「ワルシャワでのGoogleクラウドリージョンの開発は同分野の投資としては最大のものになる。」とGoogle Cloudのポーランド及び中東欧地域ビジネス開発部門ディレクター、Dalena Dziewguc氏は言う。現在開発中の同サービスセンターは、2021年初めには運用可能となる予定だ。

○ポーランド経済に与える影響は 
 データセンターへの国際的なサプライヤーの投資は、ポーランド経済と労働市場の力強い原動力となっている。ITインフラの拡張に加えて、多くの従業員やIT専門家、教師、学生を対象としたトレーニングコースやワークショップ、ハッカソンが予定されている。

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