ポーランドからの家きん肉等の輸入解禁

経済

 日本の農林水産省は2020年7月30日より、ポーランドからの家きん肉(鶏肉・鶏卵など)等の一時輸入停止措置を解除した。ポーランドの七面鳥農場において、2020年1月に高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)の発生が確認されたことから、ポーランドの家きん肉等については輸入の一時停止措置が行われていた。これに対し、同国における鳥インフルエンザの清浄性を確認したことから、一時輸入停止措置が解除される運びとなった。

 財務省の統計によると、2019年時点での家きん肉等のポーランドからの輸入量は約1,381トン、家きん卵等の輸入量は248トンと、それぞれ日本の輸入総量の1%程度にとどまっている。一方、ポーランドはEU内で最も鶏飼育数の多い国であり、肉や卵の生産も盛んである。一次輸入停止措置が解除されたことで今後、同国の家きん肉等を身近で味わうことができるようになるかもしれない。

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