国連のCOMTRADE資料によると、日本からポーランドへの輸出高は2020年に約46.3億ドルとなった。45億ドルを超えたのは過去初であり、増加傾向は2021年以降も継続すると予測されている。
輸出高の最も多くを占めるのが、鉄道を除く車両で、その額は約9.38億ドルである(2020年)。次点は機械類で、約9.17億ドルの輸出高。さらに、玩具類の約6.78億ドルと続いている。
過去の輸出高を見返すと、2012年は約28億ドル、そして2014年に30億ドルを超え、毎年その数字を伸ばしている。
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編集後記
ポーランドで現地の人に私が日本人であることと伝えた際に、「Toyota」「Honda」「YAMAHA」等の日本企業を知っていると話してくれることがあります。日本からポーランドの輸出高にも反映されているように、日本車は人気があり、評価を得ているという証拠かもしれません。
街でも韓国・チェコ・ドイツ等の周辺各国産の車に混じって、日本車を非常によく見かけます。
世界各地でこのような日本車人気は見られることと思いますが、最近ポーランド都市部で増えていると感じるのが、ラーメンをはじめとする「お寿司以外」の日本食レストランです。
首都ワルシャワでは、ラーメン、うどん、おにぎり、お好み焼き等のレストランが急増していて、アジアのフードフェスタも週末に頻繁に開催されています。
日本料理だけでなく、タイ・ベトナム等のアジア諸国料理にも当てはまる傾向のようですが、「アジア料理」の人気上昇に伴って、食材を扱うアジアンスーパー等もオンラインを中心に増えてきています。
日本食のポーランドを含むEUへの輸出には規制も多く、一筋縄では行かないのが現実です。
ですが、すでに日本食がある程度浸透しているフランス・ドイツ等に続き、ポーランドも日本製食品の輸出先の一つとして魅力的な国になりつつあるのではないでしょうか。