ポーランドの現状:ホリデーシーズンの様子

ポーランドの国境警備隊は、12/25時点で、同国に入ったウクライナからの避難民が867万人に達したと発表しました。
このような状況下で、当社がオフィスを構えるクラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します。

クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。

冷え込む日々

クラクフでは12月中旬は連日雪が降り、気温はマイナス10度台を記録していました。

この積雪により、ベビーカーや車いすを押して買い物に行っていた方々は、「この雪では、とても家族を連れて来られない。」と話をしていました。

「ウクライナでも同じように積雪するが、ポーランドはウクライナ以上に寒く感じる。」と話す避難民の姿もありました。

クラクフ市内の積雪の様子
雪の中での作業の様子

クリスマスコンサート

市内各地で開催されている無料のクリスマスコンサートでは、
今年はウクライナのクリスマスソングを耳にする機会が増えました。

無料のため、避難民も気軽に参加することができ、良い気分転換となっているようです。

ウクライナの代表的なクリスマスキャロル
当社ウクライナ人スタッフの、おすすめの1曲です

避難民の方々にとってのクリスマスの日取り

ウクライナ正教会では、これまで1月7日にクリスマスを祝っていたが、西側諸国に合わせ、
今年は12月25日にクリスマスを祝う事が許可されました。

2月の侵攻以降、ロシア正教会が守っているユリウス暦式のクリスマスからの離脱を求める声は大きくなるばかりでした。
これを受け、ウクライナ正教会は、7000の教区が希望すれば、12月25日に完全な宗教行事を行う事を認めたのです。

クラクフにいらっしゃる避難民の反応としては
「これまで通り1月7日にクリスマスを祝う。」「自分でどちらか好きな方を祝えば良い。」「今はポーランドにいるから、ポーランドに合わせる。」と、様々な反応が見られたものの、
冷静に対応している様子です。

【写真】ASAGAO sp. z o.o.撮影

取材協力について

当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人・ウクライナ人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺での取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。

ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。
info@asagao.pl

ご寄付受付について

当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、
物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。
詳細は、こちらからご確認ください。

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