ポーランドの現状:ウクライナ避難民に対するポーランドにおける社会保障の現状

ウクライナと国境を接するポーランドにオフィスを構える当社。
ポーランド現地の状況について、最新の報道や映像資料を交えてご紹介します。

クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。

ウクライナ人労働者に対するポーランド国民の反応

労働市場において、ポーランド人はウクライナ人労働者に対して友好的である

このことは、ポーランド西部の都市カルパチ(Karpacz)で開催された第32回経済フォーラムで、
パーソナル・サービス社が発表した調査結果によって証明されました。

ウクライナ人に自分の仕事を奪われていると感じているポーランド人は、全体の21%でした。

この数字は、他の国籍の労働移民に対する回答結果よりもはるかに良好です。
さらに、同調査によると、
ポーランド人の52%がウクライナ人と一緒に働きたいと考えているとの結果がでました。

年齢が高くなるほどウクライナ人労働者と仕事をしたいという気持ちが強く、35~44歳と45~54歳の半数、55歳以上の64%がそのように回答したと言います。(18歳から24歳の若者では、36%)

もともと文化的に類似性があると言われている両国だが、各支援団体のウクライナ人避難民に対する社会的統合支援の成果が、同調査結果に表れているのかもしれません。

ウクライナ避難民のヨーロッパにおける分布(2023年7月時点)

Eurostat (欧州連合統計局) によると、2023年7月時点において、
欧州連合(EU)加盟国には、一時保護を受けたウクライナ人が合計410万人滞在します。

現在のウクライナ人の最大受け入れ国のひとつはドイツであり、難民総数の28%(115万3865人)がドイツを拠点にしています。

2位はポーランドで97万1080人(24%)となっており、3位のチェコ共和国(35万7540人)を大きく引き離し、ドイツ・ポーランドが避難民の大部分を受け入れているのが現状です。

出典:
https://personnelservice.pl/en/aktualnosci/
https://www.money.pl/gospodarka/co-czwarty-polak-zmienil-nastawienie-do-ukraincow-na-gorsze-ekspert-wyjasnia-6938581228247680a.html
https://notesfrompoland.com/2023/03/22/half-of-polish-businesses-employ-ukrainians/
https://www.consilium.europa.eu/en/infographics/ukraine-refugees-eu/

取材協力について

当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人・ウクライナ人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺での取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。

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