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【COVID-19による打撃】 2020年ポーランドの小売業界の動向は

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ショッピングセンターの売上は大幅減少

新型コロナウイルスの流行により、ポーランドでも小売業界が大きな打撃を受けている。
小売業界に関する分析や調査を行うRetail Institute社は、ポーランドにおける2020年のショッピングセンター来店客数が、前年比30.4%であったと発表した。新型コロナウイルスパンデミック第2波の影響を受け、ポーランドでは11月7日から29日までの間、ショッピングモール内の店舗(食料・日用品店及び薬局を除く)の営業停止措置が講じられていた。措置の影響を受け、11月の客足は前年同月と比べ50.8%の減少を記録した。現在同措置は一時的に解除されているが、今後の状況次第では再度実施される可能性もある。

客足の大幅な減少に伴い、売上高も大きく減少した。ポーランドのショッピングセンター評議会(PRCH)によれば、ショッピングセンターの売上高は2020年最初の3四半期で24%減少したという。4月の売上高は80%減、規制緩和後の5月からは徐々に回復したが、昨年の売上高に達した月はなかった。10月に第2波が発生してからは、前年同時期より70%以上の減少を記録した。加えて、各テナントに対して家賃の引き下げ・免除等の措置を講じたことにより収益が減少したことも、ショッピングセンターの経営に追い打ちをかけている。

オンラインショッピング市場は加速

ポーランド中央統計局(GUS)によると、今年一回以上オンラインショッピングを利用したポーランド人は人口の約61%(1760万人超)にのぼり、オンラインショッピングの利用者数は過去4年間で19%増加したという。
今年オンラインで最も多く購入された商品は「衣料品」「スポーツ用品」で、利用者の68.6%が同カテゴリーの商品を購入したことが分かっている。化粧品、ヘルスケア、美容製品、家具等もオンライン購入する人が増加しており、出来る限り人混みを避けて買い物をしたいと考える消費者が増えた結果、ショッピングセンターの客足減少やオンラインショッピングの利用者増加に繋がったのではないかと考えられる。

クリスマスに向けた消費者動向は

ワルシャワ経済大学消費者連盟の専門家による調査報告『新型コロナウイルス時代のポーランドにおける消費者の意向及び計画』によれば、新型コロナウイルスの流行により財政状況が悪化したポーランド人の割合は人口の約52%にのぼるという。これに伴い、クリスマス関連の支出も減少傾向にあるとされ、昨年のポーランド人のクリスマス関連予算が平均610PLNであったのに対し、今年は522PLN程であるという。
クリスマス予算の中でも大幅な減少がみられるのは旅費で、財政状況悪化による節約の意味合いだけでなく、実家への帰省や親戚同士の集まりなどを控える傾向が強いためでもあると専門家は分析している。

参考:
https://www.thefirstnews.com/article/shopping-centre-visits-down-almost-30-pct-in-3-qs—retail-institute-18309
https://www.thefirstnews.com/article/sales-drop-by-a-quarter-in-polish-shopping-centres-in-jan-sept-18429
https://www.thefirstnews.com/article/shopping-centres-face-huge-pandemic-driven-revenue-gap—pwc-18448
https://www.thefirstnews.com/article/most-poles-shopped-online-in-2020—stats-office-18447
https://www.thefirstnews.com/article/poles-plan-to-scale-back-on-christmas-spending-this-year—report-18439