ポーランドのクラスカ副保健大臣は23日、高齢者や医療関係者を含む感染リスクの高い人々へ向けて、COVID-19ワクチンを優先的に提供する予定であることを発表した。
米国の製薬会社ファイザーとドイツのBioNTech SE社が共同開発したCOVID-19(新型コロナウイルス)ワクチンが同感染症の予防に90%有効である可能性があるとの発表を受け、
ポーランドのモラヴィエツキ首相は13日、ファイザーの代表者と会談し、「欧州医薬品庁(EMA)がワクチンを承認し次第、ポーランドでワクチン接種を開始できるよう準備したい」とコメントした。
11日、欧州委員会はCOVID-19ワクチンを3億回分購入するという両社との契約を承認しており、
ポーランドでも西ヨーロッパ諸国と同時にワクチンの供給を開始できるよう、準備を進めていきたいとしている。
記者会見でクラスカ副保健相は、「ワクチンが届いたら、まず最初に感染リスクの高いグループの人々に提供する予定だ」と政府の方針を述べた。
65歳以上の人々は新型コロナウイルスが重症化するリスクが高く、病院に行く頻度も高いため、
医療従事者と同じく最優先でワクチンを接種をする必要があるとも付け加えた。
現在ポーランドにおいて、新型コロナウイルス関連死が最も多い年齢層は65歳以上の人々となっている。
参考:
https://www.thefirstnews.com/article/poland-to-start-covid-19-vaccinations-with-senior-citizens-medics-17814
https://www.thefirstnews.com/article/poland-to-start-covid-19-vaccinations-with-high-risk-groups-17566