ウクライナと国境を接するポーランドにオフィスを構える当社。
ポーランド現地の状況について、最新の報道や映像資料を交えてご紹介します。
クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。
冬本番を迎えたウクライナ・ポーランドの厳しい状況
12月に入り、ポーランドでは日中でも気温が氷点下の日々が続いている。
ウクライナでも厳しい冬を乗り越えるために、様々な手段が講じられている。
昨年の攻撃からまだ完全に修復されていないエネルギーシステムに対する懸念が残るなか、ウクライナ政府はディーゼル発電機の輸入や必需品の貯蓄、および発電機や太陽光パネルへの投資を行うなどの対策を取っている。
NATOの事務総長は、ロシアがウクライナのエネルギーおよび暖房インフラを破壊するために大量のミサイルを貯蓄していると警告をしている。
昨年はロシアによって1200以上のミサイルとドローンが発射され、広範囲で停電や暖房の中断が発生したが、今年もウクライナは同様の苦境に立たされていると言える。
12月6日、ポーランド国境警備隊は過去24時間に16,300人余りのウクライナ人がポーランドに入国したと発表したが、今後もエネルギー不足を懸念してポーランドに越冬してくるウクライナからの避難民が絶えることはないだろう。
Polskie Radioが行った調査によると、2023年11月時点でポーランド国民の62%が戦禍に苦しむウクライナ人の受け入れに賛成している。
ウクライナからの避難民がポーランドで暖かい冬を過ごすためには、居住権や教育、医療および社会福祉サービスの利用保障など、ポーランド政府からの手厚いサポートが依然として必要である。
取材協力について
当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人・ウクライナ人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺での取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。
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