クラクフの避難民とその支援の現状(6/2) ウクライナ侵攻 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.08.262022.06.03 ポーランドの国境警備隊は、6/2時点で、同国に入ったウクライナからの避難民が、370万人に達したと発表しました。このような状況下で、弊社がオフィスを構えるポーランド南部の都市クラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します。 クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。 #15 ボランティアの方々の様子 弊社スタッフが定期的に足を運んでいるクラクフ中央駅のシェルターで活躍する方々の多くは、ボランティアスタッフとして支援活動にあたっています。どのような方がどんな形で従事しているのか。その一部を、今回はご紹介いたします。※シェルターに関する詳細情報は、こちらをお読みください。 フルタイムでボランティアチームとして活動しているレギナ(左)と支援物資をスーツケースに詰めて持参してきた方(右) フルタイムで月曜日から金曜日までボランティアチームを支えるレギナは、テレビでウクライナの惨状を見て大きなショックを受け、開戦直後からずっと、フルタイムでのボランティア活動に従事しています。 ボランティアスタッフの集合写真 ボランティアスタッフとして、現在100名ほどが登録しているとのことです。年齢が18歳以上であれば国籍は関係なく登録が可能で、登録した方は自分の時間があるときにシェルターを訪れ、その場でできる業務をこなします。ボランティアスタッフの人数は、朝から日中は5名程度、仕事終わりの夕方以降は10名程度、夜10時以降から翌日朝までは2名が常駐しています。 スウェーデンから赤十字社職員の方が差し入れを持って訪れる一幕もありました。 医療関係で働いている男性(左)とシェルターでボランティア活動している女性(右)が支援活動を通して出会い、子どもを授かり、プロポーズを成功させたそうです。シェルターにいる方々から、盛大な祝福を受けていました。このカップルのようにボランティア活動を通して生涯のパートナーに出会ったり、ボランティア活動に専念するために仕事を辞めたりすることで、人生が大きく変わったポーランド人も少なくありません。 【写真】ASAGAO sp. z o.o.撮影 取材協力について 当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人スタッフがおります。・クラクフやその周辺の取材同行(兼通訳)・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)・インタビューへのご回答・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。info@asagao.pl ご寄付受付について 当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。詳細は、こちらからご確認ください。 ここをクリック