―なぜボランティアに参加されたのか、お聞かせ願えますか?
私はドイツ人の軍人で、休みをとって活動に参加しています。
ウクライナ侵攻のニュースを見て、すぐにボランティア参加を決意し、上司に交渉して休みを取り、初めてポーランドに来ました。
―どのようなボランティア活動をされていらっしゃいますか?
現状の写真を撮ってInstagramなどにシェアして、周囲から寄付金を集めています。
その寄付金で子供のためのおもちゃ・食事などを買ってここで配っています。
また、ドイツから11時間かけて車でここまで来ており、帰りは難民を乗せてドイツに戻っています。
活動中に、私のようにイタリアに難民を送り届けているボランティアにも会いました。
出会った難民の中には、
爆撃がトラウマになっている方もいれば、爆撃の幻聴に悩まされクラクフの精神病院に通っている方もいます。
その中の一人に、家族がアメリカにいる方がいます。
私はいま、どうにかしてその方をアメリカまで送り届けられないかという事についても、
考えているところです。
―実際に活動をされる中で、なにが不足していると感じますか?
物資を運ぶための大きなプラスチックバッグが必要だと思います。
なぜなら、彼らは身一つで避難してきており、
受け取った支援物資をしまって運ぶための入れ物すら持っていないからです。