プシェミシル(Przemyśl)駅の現状(4月11日現在)

当社スタッフが4月11日に所用で訪問しました。
その時の駅の様子と、現地で聞き取った情報を発信します。

プシェミシル(Przemyśl)

ウクライナとの直通列車が往来するポーランド南東部の都市。ウクライナ国境から10kmほどの距離に位置し、多くのウクライナ避難民が到着・滞在している。

ウクライナからの列車運行状況

現在、ウクライナからプシェミシルに向かう電車は、運行が続いています。
ウクライナ現地の各都市を定刻通りに出発したのち、プシェミシル駅でパスポートコントロールが行われています。パスポートコントロールの間、電車がホームに停車しており次の電車はホームに入れず待機するため、
駅ボランティアのかたさえも、どこから来たどの列車がどのホームに停車しているのかを把握できない状況です。

ウェブサイトのライブ時刻表にはプシェミシル駅到着の目安時間が掲載されているようですが、
大体4時間遅れほどで運行されているとのことです。

また、ウクライナからポーランドに入国する人も多い一方、同じくらい戻る人も大量に見受けられます。
ウクライナ人ボランティアによると、侵攻後すぐに身動きが取れたため逃げてきたウクライナ西部出身の人が、
西部はそこまで危険ではないと判断して、帰宅するケースが多いとのことです。
ポーランドなどの周辺国に避難しても、ただ停戦を待つのみで手持ち無沙汰となってしまい、
それならば子どもとか旦那の世話をした方が良いと考える女性も増えているようです。

プシェミシル中央駅で電車が到着する様子

駅構内の物資状況

温かい食べ物、乾物、子ども用の人形といった物資が駅に沢山積まれており、
少なくとも現状では不足していない印象を受けました。

取材協力について​

当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺の取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。

ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。
info@asagao.pl

ご寄付受付について​

当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、
物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。
詳細は、こちらからご確認ください。

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