新型コロナウイルスの感染拡大によって経済的な影響を受けた個人及び企業に対し、ポーランド政府は計11億ゾロチ(2.43億ユーロ)の経済的支援を盛り込んだ危機対策パッケージを発表した。本号では、ポーランドの中小企業向けに提供されている危機対策パッケージについて紹介する。
ポーランドで4月1日に発効された危機対策パッケージでは、中小企業を対象に以下の救済策が盛り込まれている。
・ZUS (ポーランドの社会保険システム)の支払い3ヵ月間免除(3月~5月)※従業員9名以下の企業に限る
・従業員給料支払いへの助成(従業員給料の50%~90%に当たる額を政府が助成)
上記の中小企業向けの支援策に加え、他企業に対しても支援策が発表されている。申請方法は、Webサイト経由もしくは郵送となっており、助成や支払い免除には自己申請が必要だ。