ポーランドの現状:ポーランド政府による子ども家庭向け財政支援

ポーランドの国境警備隊は、1/12時点で、同国に入ったウクライナからの避難民が910万人に達したと発表しました。
このような状況下で、当社がオフィスを構えるクラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します。

クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。

Family 500+ program

UNHCRによると、ヨーロッパへ避難したウクライナ避難民のうち、
ポーランドで一時保護制度に登録している方の数は155万人以上に上るとされています。

ウクライナ避難民への公的支援は続々と打ち切られ、
2月1日からは、ポーランドに120日以上滞在しているシェルター利用者を対象に、 宿泊料の徴収も始まります。

そんな中でも、昨年末にポーランド国会で2023年の予算案が可決され、
マグダレナ・ジェチュコフスカ財務大臣は「ウクライナ避難民への支援とエネルギー危機の影響を受けている人々への支援にリソースが投入されており、必要に応じて継続した支援策を打ち出していく予定だ。」と述べました。

Family 500+ program という既存政策では、両親の収入に関わらず、各家庭で子ども一人につき月500zl (約1万5千円)の補助金が支給されています。
これはポーランド国民のみならず、ポーランドに居住する外国人も受給する権利があり、
もちろんウクライナ避難民も受け取る事が出来ものです。

同政策は、新年度予算案の可決を受け、前年から400億zl増の2530億zlが予定されています。
2023年には、ウクライナ避難民を含む約700万人の子どもに支援が届く見込です。

限られたリソースの中でも、ポーランド政府による最大限の支援が続いています。

多くの子どもたちが、当社オフィスのあるクラクフにも滞在しています

【写真】ASAGAO sp. z o.o.撮影

取材協力について

当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人・ウクライナ人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺での取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。

ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。
info@asagao.pl

ご寄付受付について

当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、
物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。
詳細は、こちらからご確認ください。

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