ポーランドの国境警備隊は、8/21時点で、ウクライナから国境をまたいでポーランドに入った人の数が1481万人に達したと発表しました。
このような状況下で、当社がオフィスを構えるクラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します。
クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。
ウクライナ 、未成年の単独海外旅行を禁止する法律を発表
ヴェルホブナ・ラダ(ウクライナの一院制議会)は、
国外へ旅行する子どもの権利を保護するための法律案を起草した。
この法律案によると、16歳から18歳のウクライナの子どもは
下記の条件のもと国境を超えることが出来ることとなる。
・片方の親が同伴し、もう片方の親の同意がある
・親権者の同伴
・孤児または親権を剥奪された子どもの場合は、後見・監護当局の許可がある
これは言い換えれば、16歳から18歳の子どもは単独で国外に出られないという事であり、
すでに18歳に達している青少年は、両親や関係者の同伴なしに、
単独で国境を越えることができるようになるということだ。
戦争によって多くの親が子供たちを海外に送り出しているウクライナ。
その中には親戚や友人に連れられていく子どももいれば、一人で旅立つ子どももいた。
自分の子どもを祖父母などに託してヨーロッパに避難させた場合、
委任状が無ければヨーロッパの法律では子どもの親族とみなされない。
そのため、EUの社会サービスが警察を介入させ、
ウクライナの若者を特別な施設に連れて行くケースが発生している。
2023年6月時点で、ウクライナ避難民から子どもが連れ去られたケースが、
ポーランドを含む欧州諸国で少なくとも240件記録されている。
同法案の施行により、子どもの単独国外渡航および親権者以外による子どものウクライナ国外への連れ出しを抑え込むことが期待される。
取材協力について
当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人・ウクライナ人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺での取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。
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