ポーランド失業率、EU内で最低に

欧州統計局が今週発表したところによると、ポーランドの1月の失業者数は、前月から季節調整済で1万1000人減少し、53万1000人となった。失業率は3.1%に低下し、EU内で最も低い数字となった。同月のEU全体の失業率は7.3%で、最も高かったのはギリシャ(16.2%)、次いでスペイン(16%)となった。

2021年1月分、eurostat euroindicators 28/2021よりASAGAO作成

ポーランドはEU加盟を目前にした2002年1月、全加盟国中最も高い失業率である19.4%を記録した。Pekao銀行の経済アナリストは、「この19年で、ポーランドの失業率はEU内最高から最低へと変化した。ポーランドは、臨時外国人労働者数がEU内で最も多い国であるにも関わらず、この低水準を維持していることは驚くべきことだ。経済移民の流入がなければ、ポーランドの失業率はさらに低下するだろう」と分析している。

ポーランドの開発労働技術省は、「パンデミックは経済に大きな影響をもたらしているが、労働市場の状況はこれまでの経済危機時と比較してもかなり良好である。現在の失業者数はオイルショック時の何倍も少ない」とコメントを発表している。

参考:
https://wbj.pl/unemployment-in-poland-drops-to-lowest-level-in-entire-eu/post/130035
https://300gospodarka.pl/news/bezrobocie-polska-ue-2021
https://ec.europa.eu/eurostat/documents/portlet_file_entry/2995521/3-04032021-AP-EN.pdf/cb6e5dd6-56c2-2196-16b7-baf811b84a4f
https://tvn24.pl/biznes/z-kraju/bezrobocie-w-polsce-i-unii-europejskiej-dane-eurostatu-5035129

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