ポーランドのタバコ輸出高は2020年に40億ドルに達し、世界最大の輸出国となった(IndexBox調べ)。IndexBoxによると、本金額は世界のタバコ消費の18%を占めることとなる。
最大輸入国は、他の多くの製品と同じくドイツであった。ドイツのポーランドからのタバコ輸入高は、2020年に14億ドルを突破し、前年比30%以上の増加となっている。ドイツに続き、イギリス、オランダが最大輸入国だ。
過去12年間で、ポーランドからのタバコ輸出は、輸出量で2倍、輸出高で3倍に増加した。2020年には、タバコの輸出高がポーランドの海外輸出高全体の1.7%を占めるようになった。
タバコの輸出価格は年3.5%程上昇しており、2020年には1トン当たり約2万1000ドルに達している。
ポーランドから輸出されたタバコの中で、最も高品質な製品はベルギーに輸出され、最も低価格な製品がフランスへと輸出されている。
人気のある銘柄
人気ある商品は、国際的なブランドから国内のものまで多岐にわたります。弊社オフィスを構えるクラクフでは以下の銘柄が人気となっています。
国際ブランドは、Marlboro、L&M、Golden American, Slims、
ポーランド国内のブランドは、Caro、Fajrant、JanⅢSobieskiなどです。
これらのタバコは、ひと箱あたり12本入っていて、平均2.8ユーロ(約419円)の価格です。
若者を中心に広がるVAPE(ベイプ)
現在、若者の間ではベイプが一般的に利用されています。
ベイプとは、紙巻きたばことは異なり、火を使用しないもので、植物性グリセリン、プロピレングリコールを主成分とした液体に香料が加えられたものがベイプに使われています。
紙巻タバコよりも含まれる化学製品が少ないため、身体への悪影響は少ないとされます。
しかし、ベイプの歴史は浅く、安全性については議論が行われており、過剰摂取には気を付けなければなりません。
編集後記
ポーランドは、自国内でも喫煙率の高い国として知らています。喫煙できる場所は限られている為、喫煙所には常に人だかりが出来ている風景が見られますが、近年では特に若者間で電子タバコへのシフトがみられます。
ショッピングモール、コンビニにも電子タバコ販売コーナーが見受けられ、かなり多くの種類が販売されています。
今後、ポーランドの電子タバコ市場に関しても触れたいと思っております。
*ポーランド市場に関して、更に詳しい情報をお探しのかたはinfo@asagao.plまでお問い合わせをお待ちしております。
出典
WARSAW BUSINESS JOURNAL Pland has become the largest exporter of cigarettes in the world