【欧州初】ポーランドが電気自動車用バッテリーのリサイクル施設を建設

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欧州初となる電気自動車用バッテリーのリサイクル施設が、ポーランドに建設されることが分かった。施設の開発を担当するのは、金属・電子廃棄物リサイクルを専門とするポーランドのElemental Holding社で、ポーランド国立研究開発センター(NCBR)が共同出資する。開発に対しては、欧州復興開発銀行(EBRD)が最大2500万ユーロの融資を行うほか、台湾ビジネスEBRD技術協力基金が技術協力を行う。ワルシャワ近郊のグロジスク・マゾビエツキに建設される予定だ。

同施設の建設により、中古バッテリーをリサイクルし、新たなバッテリーや電化製品の生産に利用することが可能となる。一次生産と比較すると、炭素の排出量を最大98%減らすことができるという。

ポーランドを含む欧州では、輸送をより低炭素で行う「低炭素輸送」に対する意識が高まっており、電気自動車用バッテリーの需要も増加傾向にある。 EBRDのフレデリック・ルセネットディレクターは、「我々は低炭素経済を目指すポーランドを積極的に支援する。これまでにも国内外の投資家と共に、大規模なエレクトロモビリティプロジェクトに資金提供してきた」と話している。

ポーランドの現与党である法と正義(PiS)も、国のエレクトロモビリティ分野の成長に力を入れている。2020年、同国の電気バス輸出量はEU内でトップだったほか、複数の企業が同分野に多額の投資を決定している。スウェーデンのバッテリーメーカー・ノースボルト社が現在、グダニスクにヨーロッパ最大のエネルギー貯蔵システム工場を設立中であるほか、自動車メーカーのフィアット・クライスラー社は、ポーランド工場における新たなハイブリッド、電気自動車の生産に1億6600万ユーロを投資する計画だ。
ポーランドにおけるエレクトロモビリティの開発について、ミハウ・クリティカ気候大臣は、「公的資金からの支援を受けるべきである。国は現在ElectroMobility Poland社(電気自動車開発企業)の買収も検討している」と話した。政府は同社に対し、シロンスク県ヤヴォジュノに工場用の土地を提供することで先日合意している。

参考:
https://notesfrompoland.com/2021/04/10/poland-to-build-eus-first-electric-car-battery-recycling-plant/
https://balkangreenenergynews.com/first-facility-for-recycling-electric-car-batteries-in-eu-to-be-built-in-poland/#:~:text=Polish%20recycling%20company%20Elemental%20Holding,the%20first%20in%20the%20world.&text=Recycling%20can%20reduce%20the%20need%20for%20extracting%20minerals%20and%20manufacturing%20raw%20materials.
https://www.pb.pl/izera-wjedzie-pod-panstwowe-skrzydla-1113285

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