ポーランドの現状:支援活動の現状(9/19)

ポーランドの国境警備隊は、9/19時点で、同国に入ったウクライナからの避難民が639万人に達したと発表しました。
このような状況下で、弊社がオフィスを構えるクラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します

クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、
幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。

ウクライナ支援関連の動き

ポーランド国内でのウクライナ支援への関心は、
侵攻開始直後と比較すると低下傾向にある。
それでも、依然として各地で官民双方が主催する、
ウクライナ支援イベントが実施されている。

チャリティーオークション

9月17日(土)には、クラクフ市内にて日本人画家・澤岡泰子氏の
作品チャリティオークションが実施された。
オークションの場では、ポーランド在住の日本人ピアニスト・瀬田敦子氏による
ピアノ演奏も行われた。

このオークションでの落札代金は全てウクライナ支援に充てられるという。

イベントポスター
オークションにかけられた絵画
ピアノ演奏の様子
チャリティーコンサート開催の関係者

【写真】ASAGAO sp. z o.o.撮影

企業・団体による支援活動

ポーランド国内に3,000店舗以上展開をしている大手スーパー・ビエドロンカ(Biedronka)は
侵攻開始直後すぐにウクライナ支援を開始し、
生活必需品の収集や、会計時に顧客に少額の寄付を選択出来るシステムを導入した。

同スーパーでは、9月の時点で800万ズロチ(約2億3千万円)の寄付を集めている。
集まった寄付はカリタスやポーランド赤十字社等に分配され、
人道支援に充てられている。

寄付を行った際に出力されるレシート(BiedronkaHPより)

ビエドロンカからの寄付を受けたポーランド赤十字社は、
新学期の始まったポーランド人とウクライナ人の子どもたちのために、
学校に必要なものが入ったスターターキット(リュックサック)7万個を配布した。

このプロジェクトには、ビエドロンカの他、Amazonからの寄付も活用されているという。

用意されたスターターキット(ポーランド赤十字社HPより)
スターターキットを受け取る母親(ポーランド赤十字社HPより)

取材協力について

当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人スタッフがおります。
・クラクフやその周辺の取材同行(兼通訳)
・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)
・インタビューへのご回答
・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ
・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳
などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。

ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。
info@asagao.pl

ご寄付受付について

当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、
物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。
詳細は、こちらからご確認ください。

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