ポーランドの現状:支援活動の現状(9/19) ウクライナ侵攻 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.09.20 ポーランドの国境警備隊は、9/19時点で、同国に入ったウクライナからの避難民が639万人に達したと発表しました。このような状況下で、弊社がオフィスを構えるクラクフがどのような状況なのか、現地で撮影した映像資料を交えてご紹介します クラクフ:ポーランド南部最大の都市で、人口は約78万人。ウクライナ西部の大都市リビウとは、幹線道路でつながっており、電車も様々な場所に発着するため、毎日多くの避難民の方が訪れている。 ウクライナ支援関連の動き ポーランド国内でのウクライナ支援への関心は、侵攻開始直後と比較すると低下傾向にある。それでも、依然として各地で官民双方が主催する、ウクライナ支援イベントが実施されている。 チャリティーオークション 9月17日(土)には、クラクフ市内にて日本人画家・澤岡泰子氏の作品チャリティオークションが実施された。オークションの場では、ポーランド在住の日本人ピアニスト・瀬田敦子氏によるピアノ演奏も行われた。 このオークションでの落札代金は全てウクライナ支援に充てられるという。 イベントポスター オークションにかけられた絵画 ピアノ演奏の様子 チャリティーコンサート開催の関係者 【写真】ASAGAO sp. z o.o.撮影 企業・団体による支援活動 ポーランド国内に3,000店舗以上展開をしている大手スーパー・ビエドロンカ(Biedronka)は侵攻開始直後すぐにウクライナ支援を開始し、生活必需品の収集や、会計時に顧客に少額の寄付を選択出来るシステムを導入した。同スーパーでは、9月の時点で800万ズロチ(約2億3千万円)の寄付を集めている。集まった寄付はカリタスやポーランド赤十字社等に分配され、人道支援に充てられている。 寄付を行った際に出力されるレシート(BiedronkaHPより) ビエドロンカからの寄付を受けたポーランド赤十字社は、新学期の始まったポーランド人とウクライナ人の子どもたちのために、学校に必要なものが入ったスターターキット(リュックサック)7万個を配布した。このプロジェクトには、ビエドロンカの他、Amazonからの寄付も活用されているという。 用意されたスターターキット(ポーランド赤十字社HPより) スターターキットを受け取る母親(ポーランド赤十字社HPより) 【出典】https://media.biedronka.pl/180081-klienci-biedronki-masowo-wspieraja-ukrainehttps://pck.pl/pck-przygotowal-70000-wyprawek-szkolnych-dla-polskich-i-ukrainskich-dzieci/ 取材協力について 当社には、クラクフに駐在する日本人・ポーランド人スタッフがおります。・クラクフやその周辺の取材同行(兼通訳)・クラクフやその周辺の写真/動画撮影(機材:iPhone)・インタビューへのご回答・ウクライナから避難してきた方や、ポーランドでボランティア活動を行っている方への取材アレンジ・ポーランドでの各種報道/SNS投稿の翻訳などの形で、メディアの皆様にご協力させていただいております。ご相談は、下記メールアドレスまでお願いいたします。info@asagao.pl ご寄付受付について 当社では、クラクフ在住の日本人、ウクライナからの避難民の皆様と一緒に、物資が枯渇しつつあるウクライナ国内に、いち早く必要な物を届けるための募金活動を実施しております。詳細は、こちらからご確認ください。 ここをクリック