ベジタリアン・ビーガン大国ポーランド

ビジネス

代替肉の売上が過去3年間で480%の伸び率に

ポーランドのベジタリアン・ビーガン市場が熱い。

新たに発表されたデータによると肉の消費量の大幅な落ち込み、同時に代替肉の売上の急激な増加がポーランド食品市場の傾向として浮き上がっている。

GfK社による市場調査によれば、精肉の売上は2018年から7.5%の減少、同期間でのベジタリアン代替肉の売上伸び率は480%となった。

Happy Cowによるビーガンに優しい都市ランキング(2019)では、ロンドン、ニューヨークベルリン等の大都市に続き、ワルシャワは第6位にランクインしている。

2020年の1年間で、ビーガン代替肉の売上は2倍に、乳製品のビーガン代替製品の売上も1.5倍に増加している。

多くの精肉業者が、ベジタリアン・ビーガンの製品ラインを開発しており、大手スーパーマーケットのカルフール、同じく大手コンビニエンスストアのZabka等も「GoVegan」等と名づけた大々的なキャンペーンを行い、多くのベジ・ビーガン製品を取り扱う。

2020年に公表された世論調査では、ポーランドの成人の内8.4%がベジタリアンもしくはビーガンを取り入れており、この割合は約300万人にに値する。同時に、肉の消費を続けるポーランド人の40%が精肉の消費を抑える努力をしていると答えている。

編集後記

ポーランドで暮らしていると、都市部で5人で集まるとベジタリアン・ビーガンの人が必ず1人はいるだろうと思われるほど、ベジ・ビーガンは身近なものとして存在しています。

ビーガンソーセージ、ビーガンチーズ等の食材は召して珍しいものではなく、それに伴って、日本のお豆腐も「TOFU」としてコンビニでも見かけるようになってきました。

レストランでもベジ・ビーガンメニューを提供していない場所はほぼなく、いかにしてバラエティの富んだ「肉抜き」通常メニューが提供されているか、興味本位で頼むことも多々あります。

日本の伝統である「大豆」また「精進料理」も、ポーランドで日の目を見ることの出来る機会となるのでは、、と思っております。

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