ポーランド貿易収支、20年は過去最高の黒字

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 ポーランド中央統計局が発表した2020年の貿易収支(財・サービス収支)は、前年同期の118億ズオチ(約3,300億円)を大幅に上回る148億ズオチ(約4,138億円)で、GDPの7%に相当する過去最高の黒字となった。

 財の輸出総額は870億ズオチ(約2兆4,330億円)で、前年同期と比較して32億ズオチ増となった。自動車用バッテリー、無線通信デバイス、精製銅、テレビ等の輸出が増加したことが要因となっている。元来、ポーランドの主な輸出品はコンピューター、ビデオディスプレイ、ガスタービンなどの電子機器で、2019年の総輸出額の約4分の1(24.4%)を電子機器が占めている。他にも、自動車、自動車部品、金属、食料品、医薬品、家具などの輸出にも力を入れている。最大輸出相手国はドイツで、2019年の同国への輸出額は全体の26.7%を占めている。次いでチェコ(6%)、イギリス(6%)、フランス(5.8%)が続く。

 輸出だけでなく、輸入総額も増加している。財の輸入総額は832億ズオチ(約2兆3,264億円)で、前年同期と比較して10億ズオチ増となった。主な輸入品目の内訳は、自動車及び自動車部品が10.1%、鉱物燃料と石油が6.9%、放送機器が1.9%、事務機器部品が1.4%であった。最大輸入相手国はドイツで、全体の4分の1を占めている。次いでイタリア(5.4%)、オランダ(4.8%)、ロシア(4.3%)が続く。

参考:
https://notesfrompoland.com/2021/03/18/poland-records-highest-ever-trade-surplus-of-7-of-gdp-in-2020/

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