韓国のサムスン社が、1.98億ユーロをポーランド北西部の街Wronkiとその周辺に位置する生産拠点拡大に投資すると発表した。
サムスンポーランドのOlgierd Bałtaki代表によると、同投資によって4万平方メートルの生産工場および倉庫の新規建築が進むこととなる。
2022年〜2024年にかけて予定されている本投資で、ポーランドにおける同社の冷蔵庫および洗濯機の生産能力は520万ユニットとなり、現在比30%増となる見込みだ。
投資額の一部は、ポーランド政府による助成金や特別経済特区に進出することによる税制優遇から調達されている。
サムスン社は、2009年にポーランドのAmica社のWronki市に位置する工場を買収し、現在2300名の雇用を創出している。
今回の新規投資で新たに創出される雇用数は60程度との見込みだ。
編集後記
ポーランドでの日常生活における韓国社製品の存在感は、小さくありません。
サムスン社製の日用家電は洗練されたデザインで、品質も良いとの評判をよく耳にしますし、韓国車の人気も顕著です。
また、韓国文化の人気も根強く、K-POP歌手のコンサート、ダンスクラブ等での”K-POPナイト”イベントもよく目にします。
食においては日本食レストランの数のほうがまだまだ多いのが現状ですが、都市部では韓国食材マーケット、韓国チキンのお店なども増えています。また、韓国料理店のオーナーは韓国人の方がされていることが多いのに比べ、日本食レストランは第2の都市、クラクフでさえ、日本人オーナーのお店は2店舗のみである、という違いがあります。
増加している外国製品・レストランは、韓国のものだけではありませんので、それだけポーランドに住む人々全体の購買力が上昇しているということがよく分かります。”リアルな日本食””リアルな日本製品”を肌で感じる機会がポーランドでももう少し増えれば、、と願うばかりです。