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【ポーランドの不動産】世界最大級の不動産開発賞を4年間で3度受賞

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 フランス・カンヌで毎年開催されている世界最大級の不動産見本市「MIPIM」。この見本市で毎年注目を集めるのが、世界各地の優れた不動産開発プロジェクトを表彰する「MIPIM AWARDS」だ。不動産業界の「オスカー」とも言われている同賞を、2020年度はポーランドから2つのプロジェクトが受賞した。これにより、ポーランドはMIPIM AWARDSの受賞回数ランキングで世界11位となった。

 今回受賞したのは、グダニスクの「グラナリー島(Wyspa Spichrzów)」とウッチのビジネス文化センター「モノポリス(Monopolis)」だ。

 グラナリー島は、ポーランド最大の港湾都市グダニスクで600年以上前から栄えていた穀倉島であった。運河に囲まれた地域で、かつては最大25万トンもの穀物を貯蔵できたという。貿易の中心地として地元経済を支え、のちにグダニスクがバルト海最大の港となるきっかけを作った場所でもあった。

 第二次世界大戦中に島は事実上破壊された。穀倉を復元する計画もあったが、何度も行き詰まり、最終的には都市開発を進めることが決定した。開発が進み、現在は多くのホテルやマンション、レストラン、小売店、オフィス、広場を備えたエリアとなっている。伝統的な穀物倉の概念を維持しつつ、現代的な建築様式を取り入れたユニークさが高く評価された。

グダニスクの運河に浮かぶグラナリー島には、マンションやホテルが立ち並んでいる

 モノポリスは、元々ウォッカ生産工場であった場所を開発し、現在はレストラン、カフェ、ワインバー、ギャラリーなどのサービスエリアとオフィススペースを兼ね備えた複合施設となっている。屋上には緑のテラスがあるほか、文化的な活動を行えるスペースや幼稚園、子どもの遊び場なども併設されている。

ウォッカ工場の雰囲気が残るモノポリス (出典:https://monopolis.pl/)

 1991年に第1回MIPIMが開催されて以降、ポーランドは過去3回MIPIM AWARDSを受賞している。2004年にベスト・ビジネスセンター賞を受賞したワルシャワのオフィスビル「メトロポリタン(Metropolitan)」、2010年に特別賞を受賞したウッチの「Andel’s Hotel」、2017年にベストオフィス・ビジネス開発賞を受賞したオフィスビル「ワルシャワ・スパイア(Warsaw Spire)」に続き、2020年は2つのプロジェクトが受賞したことで、ポーランドの受賞回数は計5回となった。

参考:
https://www.inyourpocket.com/gdansk/the-rebirth-of-granary-island_74397f
https://poland-today.pl/with-3-real-estate-oscars-in-4-years-poland-ranks-high/
https://monopolis.pl/